MAT’14
【企画展:山脇邸】
– 1F(第1会場)-
[障害者自立生活支援センター Piano Piano]
Naoko Abe / 油彩
進行性の重度の身体障がいがあるため、動かせるのは指先のわずかな筋力のみである。その為、介助者に腕を支えられる方法で制作を進めている。絵の具の配合や腕をつかった大きな動きは、介助者に口頭で伝えて行われるため、思い通りにいかず悩むことも多い。そのような困難と向かい合いながら、日々奮闘している。指の力のみで重ねられる小さなタッチには、彼女の生きるエネルギーが凝縮されているように感じられる。近年は、色の組み合わせや重なりによって思いを抽象的な画面として表現する作品を描いている。
Masashi Oshita / 写真
知的障害のある彼は、いわゆる普通の会話は難しい。彼の意思の伝達は独特の表現で、親しい一部の人との間でしか成り立ちにくい。しかしその使う言葉はとても魅力的である。彼独特の表現の背景にどんなイメージが広がっているのか?デジタルカメラによって彼が撮影した何万枚の膨大な数の写真から、日常彼が視覚的に何を見、とらえているのか。2008年の写真展では、意識して撮影した確かな彼の意思を感じることができた。その後も彼は自分を表現することを楽しむように撮影活動を続けている。
Sayuri Nakamura / 油彩
高校3年生の頃からPiano2に通い始め、卒業後本格的に絵画制作に取り組み始める。一つのテーマに向き合い続け、作家へと成長をとげようとしている。彼女は妥協せず繰り返し描くことで、堅牢な画面をつくりだし、脳性まひの障がいによるいびつなタッチと彼女の持つ色彩感覚によって、彼女独自の世界を画面いっぱいに表現している。
– 2F(第2会場)-
Dai Ito / フォトグラファー
【日本】東京在住
2001年に6ninを結成、ショート・フィルム・アニメーション制作に音楽とディレクションで携わり、パリやニューヨークなど世界各地40以上の国際映画祭にて上映。2010年から写真を使用した作品制作を開始。アメリカ・フランスのコンテスト受賞、ベルリン・ミュンヘンの地下鉄車内で放映される。最近好きなのは日本酒とあんこです。
Tvboy Salva / グラフィティ・イラストレーター
【イタリア】バルセロナ在住
2004年渡西、バルセロナの壁をTvboy色に埋め尽くす。2006年のBAC!(バルセロナ現代アートフェスティバル)への参加を機に、数々の展覧会を経て、オリジナルグッズを制作。のちにNIKE・FIAT・smart・mini・SAMSUNG・NESCAFEなどと言った、企業とのコラボ商品を販売している。
Victor Castillo / 現代アート作家
【チリ】ロサンゼルス在住
http://www.victor-castillo.com
2004年渡西、バルセロナを中心に、イタリア・フランス・ドイツなどヨーロッパのギャラリー・美術館で数々の展覧会を経て、2009年から活動の場をロサンゼルスに移し、スラッシュメタルバンド(メタリカ)などのコラボ展に参加、去年、初の日本での展示で来日した。
MUY POP
【オランダ】アムステルダム
Robbert Van Ingenを中心に立ち上げられたクリエイター集団、Tシャツ・カバン・ぬいぐるみなどのグッズを企画販売。オランダ・スペイン・アメリカなど近年著しく展開している、今、ヨーロッパで注目のメーカー。未だ日本には入って来ていない。
【企画展:宗光寺】
[三原特別支援学校]
– 高等部3年生 –
古寺優太 / 長原文斗 / 中重将 / 本沖愛彦 / 井藤美咲 / 萩原泰宏
– 高等部2年生 –
中村智也 / 萩野和彦 / 濱中真琴
– 高等部1年生 –
山木啓正
【展示会場:山脇邸2F(第3会場)/ 香積寺 / 宗光寺 / 縁がわサロンいろは】
[一般参加作家]
– 現代アート部門 –
一瀬寿美子 / 亀井歩 / 大宮侑己
– 絵画部門 –
原田倫太郎 / 中原晶大 / 新屋弥生 / 西風香 / はるのとおる / 松田絵美 / チームちんかんせん / 荒木伸枝 / 東京介 / 可愛笑美 / 松井寛 / 吉原大海 / 江島貴仁 / 中野靖子
– 写真部門 –
金近隆司 / 吉原煌 / 松井鶴子 / 山野上拓夢 / 中野幸雄
– プロダクト部門 –
赤野有希 ・土細工雅也 / 寳田あすか / 夜船秀明 / 植原健司(サクラサク)/ 斉藤侑也